三重県多気町にある県立相可高校の生徒らが運営する高校生レストラン「まごの店」が、開店から今年で20年を迎えたことなどを記念して13日、地元の小学生向けのワークショップが開かれました。
多気町の観光施設「ごかつら池ふるさと村」の中にある高校生レストランまごの店は、2002年10月に屋台形態で設立され、その3年後に現在のレストランの形でオープンしました。
13日は、開店20周年などを記念してまごの店の店内で地元の小学生向けのワークショップが開かれました。
はじめに相可高校調理クラブの宇井真優さんが、漁港で水揚げされても市場にほとんど出回らず利用されることが少ない「未利用魚」について説明し「三重県には美味しい食材がたくさんある。きょうはそのことを学んでほしい」と呼びかけていました。
続いて、子どもたちが高校生の指導を受けながら県内で水揚げされた「未利用魚」のアイゴを具材にしたおにぎり作りに挑戦。
子どもたちは多気町産の野菜や卵をはじめ未利用魚のボラなどを使ったおかずと、自分で作ったおにぎりを詰め込んだお弁当を食べながら地元の食材について理解を深めていました。
参加した児童は「具材をスプーンで中に入れるのが楽しかった」「中の具材がとてもおいしい」と話し、保護者は「ふだん使われていない魚を食材にしてもらうと聞き、良い機会になった」と話していました。
(三重テレビニュースより)