5月、伊勢市二見町の二見輿玉神社で多くの参拝客が見守る中、夫婦岩に架かる注連縄の張り替えが行われました。
地元の子供たちが叩く二見太鼓や威勢の良い木遣り唄が響く中、氏子や職員ら約20人が参拝に訪れた人たちと協力し合いながら、しめ縄を送りました。
1本35メートル、40キロある縄が夫婦岩まで運ばれると、岩に登った氏子や神職が送られた縄を手際よく巻き、男岩と女岩を5本の縄でしっかりと結び付けました。男岩と女岩に架かるしめ縄は、夏至の日の前後に夫婦岩の真ん中から現れる日の出を「太陽神」と見立て、鳥居の役割を果たしていると言われています。
注連縄の張り替えは年に3回行われますが、この日は、ゴールデンウィークということもあり、約2000人の参拝客が訪れ、再び新しくなった「夫婦の絆」を見守りました。