5月に旬を迎えた伊勢市の「岩がき」を使った調理実習が、地元の専門学校で行われました。
伊勢調理製菓専門学校で行われた調理実習には、プロの料理人を目指す調理師科の学生27人が参加しました。食材は、鳥羽市の的矢湾で生産されている三重ブランド「あだこの岩がき」です。
牡蠣といえば秋から冬にかけてが旬とされていますが、岩がきは4月から7月にかけてが出荷のピークで、「夏かき」とも呼ばれます。
実習では、その日、水揚げされたばかりの岩がき80個が用意され、学生たちがベーコンやチーズなどを使った「カークパトリック」という料理に挑戦しました。岩がきは 殻が固く形も真がきより大きいため学生たちは殻を開ける作業に悪戦苦闘しながらも、実を傷つけないよう丁寧に調理していました。
「あだこの岩がき」は7月まで出荷が続き、生産者の組合によりますと例年より多い約15万個の出荷を見込んでいるということです。