三重県志摩市で、去年の伊勢志摩サミットで首脳らに提供されて注目を集めた、伊勢エビの漁が解禁となりました。そのため、早朝から水揚げ作業が行なわれています。
伊勢海老は、これから寒くなると旬を迎えます。伊勢エビの町として知られる志摩市浜島町では、夜明け前の午前4時ごろ、漁師らが船を出し、前の日に仕掛けた網を引き上げます。早朝の漁港で、網を広げエビの触角などを傷つけないよう、丁寧に外す様子は季節の風物詩で漁が続く来年春まで見られます。
三重県では、産卵の時期にあたる5月から9月までが禁漁期間となっていて、離島などを除いて、10月1日から漁が解禁されています。浜島漁港の解禁日の水揚は、約120キロと平年並みで、中型のものが1キロで6600円と去年より高い値段で取引されました。