三重県の北牟婁郡紀北町(きたむろぐんきほくちょう)では、「夏のカキ」と言われる岩ガキの出荷が最盛期を迎え、出荷作業に追われています。
紀北町の夏の岩ガキは、1個あたり250グラムから800グラムほどの重さがあり、冬に獲れる真ガキに比べ倍以上の大きさがあります。
カキは冬の味覚のイメージがありますが、5月から8月に水揚げされる岩ガキが、身も大きく美味しいと言われ、濃厚でクリーミーな風味は夏のカキとして旅館やホテルで人気を集めています。
水揚げされた岩ガキは三重県の出荷基準に合わせ、紫外線で滅菌した海水に20時間以上浸けて雑菌を駆除してから出荷されます。
岩ガキの出荷作業は8月中旬まで行われます。