6月21日は、太陽の出ている時間が一年で最も長くなる夏至の日です。伊勢市の二見興玉神社では、夫婦岩の間から昇る朝日に向かって穢れを払う夏至祭が営まれました。
三重県内は、深夜まで雨が降り続いていましたが、禊ぎの参加者 約200人が集まった午前3時頃は、境内に雨は降っていませんでした。お祓いを受けた参加者は、下帯や白装束を身にまとい、大きな声を掛け合いながら船をこぐ所作を行なって体を温めました。
去年、おととしと雨に見舞われた夏至祭。今年は、空には雲が広がりますが、参加者は、次々に海へ入っていきました。そして、日の出の4時40分頃わずかな雲の隙間から、ほんのり赤い朝日が覗き、参加者は、手を合わせて太陽の方角に向かって祈りをささげていました。
この数日間は、夫婦岩の間からの日の出を見ることができ、天候が良ければ、富士山まで眺められるということです。