一つ目片足の巨人「ダンダラボウシ(ダンダラボッチ)」が村を荒らすのを、村人たちが巨大なわらじを作って見せて退散させたという伝承に由来します。 この故事にちなんで行われる「わらじ曳き神事」では、地元の子どもたちが稚児となり、畳一枚ほどの大わらじを引いて町中を練り歩き、海へ運び流して海上安全と大漁を祈願します。 この神事は全国的にも珍しく、その歴史的価値が認められ、昭和46年(1971年)に三重県無形文化財に指定されました。
昔、波切の沖にある韋夜ヶ島(現在の大王島)に、嵐を起こして村を荒らす「ダンダラボウシ」が住みついていました。
村人たちは波切の神・韋夜権現の助けを借り、大きなわらじやイワシ網、巨大なかごなどを用いて、村には自分よりも大きな存在がいると思い込ませ、ダンダラボウシを退散させたと伝えられています。
■開催日時:令和7年9月13日(土)9:00~21:00
※雨天の場合:9月14日(日)
■会 場:三重県志摩市大王町波切
■主 催:わらじ祭実行委員会/大王崎自治会連合会/波切自治会
■後 援:志摩市