鳥羽市相差町には、石神さんの名で親しまれ、女性の願いを一つだけ必ず叶えてくれると言われているの神明神社があります。そこで、先月、新しい社殿のまわりに敷き詰める白い石を、市民らが奉納するお白石持行事が行われました。
お白石持神事には、地元町の海女や全国各地から訪れた女性参拝者ら約300人が参加しました。
「エンヤーエンヤー」の掛け声と共に、宮川の河川敷で集められた白い石を載せた車を神社まで引いて運びました。
女性を中心にパワースポットとして人気を集めている石神さんには毎年、約20万人が参拝に訪れています。そのため、今回から、混雑の緩和などを目的に、約5倍の広さがある隣接地に移転することになりました。
新しくなった社殿の前で神事が行われた後、参加者は、一人ひとつづつ拳ほどの大きさの石を白い布に包んで持ち、普段は入れない社殿の周りまで進みました。そこで、石を布から取り出し、そっと静かに敷き詰めていました。