鳥羽市では、全国最多となる505人の海女が漁を行っています。しかし、後継者不足などが課題となっています。そこで、今月、日本一「海女」が多い鳥羽市で、海女の振興を「全力で応援する」とした、全国でも珍しい条例が市議会で可決されました。
「鳥羽市海女のまち条例」は、「鳥羽・志摩の海女漁」が去年、国の重要無形民俗文化財に指定されたことを受けて鳥羽市議会が提案し、全会一致で可決されました。
市に対して水産資源の保護や後継者の育成に努めることを定めているほか、市民に対しては「情報発信に協力すること」を求めています。そして、海女に対しては「いつまでも元気で漁をすること」などを求めていて、3者が協力することで海女を「全力で応援する」としています。
鳥羽市議会によりますと、海女に関する条例が制定されるのは全国でも初めてだということです。