三重外湾漁協と、尾鷲市と紀北町の3つの漁協が合併することになり、松阪市で調印式が開かれました。
年間の水揚げ額が137億円を超える全国でもトップレベルの漁協が誕生します。三重県内の漁協については、漁業者の高齢化や後継者不足を受け漁業の維持と活性化を目的に2000年から合併が進み、現在、17ある漁協を伊勢湾地区と鳥羽磯部地区、そして外海地区の3つの漁協に再編することを目指しています。
今回は、熊野と紀南も含む6つの外海地区で協議を進めていましたが、2つの漁協が離脱し尾鷲・大曽根・海野と三重外湾漁協が合併に合意しました。
調印式で、合併を進める協議会の会長を務める三重外湾漁協の浅井利一組合長は「合併により、漁業経営の基盤強化を図りたい」と挨拶しました。今回の合併により三重外湾漁協は准組合員を含む組合員数が約8700人となり、年間の水揚げ額は約137億5000万円と全国でもトップクラスの漁協となります。