各地には、春を告げる魚「春告魚」というものがあり、伊勢湾では「コウナゴ」です。
しかし今年、伊勢湾からコウナゴが消えて2年目の春を迎えてしまいました。
40年前全国で30万トン近い水揚げがあったコウナゴは、現在では3万トンにまで落ち込んでいます。
三重大学の木村教授は、コウナゴが消えた理由を伊勢湾内の海水温は年平均0.03度ずつ上昇などが影響していると分析していますが、
まだハッキリとしたことはまだわかりません。
そんな中、漁師たちは資源を次の世代に受け継ぐために、2年目の禁漁を決断しました。
また木村教授は、生き物には我々の常識を超えることがあると話、コウナゴ復活へ期待を寄せていました。
今回は私たちの身近な海の問題を考えてみたいと思います。