かつての豊かで美しい川の姿を取り戻そうと、三重県いなべ市の山間部を流れる川に、アマゴの稚魚が放流されました。
環境の変化に伴い、かつては多く生息していたウナギやアマゴなどの生き物が減少したことから、天然植物活力液を製造販売するフローラが毎年、地元の自治会とともに行っている恒例のイベントです。
17回目となる今回は、地元の住民を中心に約200人が参加。和歌山県の日高川漁業協同組合で育てられた、体長5センチほどのアマゴの稚魚約1万8000匹を放流しました。
参加した子どもたちは、バケツに入れてもらった小さなアマゴを「元気に育て」と願いを込めて静かに川に流していました。
子どもたちと一緒にアマゴを放流したフローラの創業者・川瀬善業さんは「この放流をずっと続けていきたい」と笑顔を見せていました。
川瀬さんは「三重県の最上流で最北端のところで、今後もどんどん続けていきたい。10年後も100年後もどんどん良くなるように願っていますし、活動を続けたい」と、話しています。
(三重テレビニュースより)