ウミガメが産卵に訪れる三重県津市の海岸をきれいにしようと、2日、ボランティアによる清掃が行われました。
ウミガメの保護活動に取り組むウミガメネットワーク三重が、ウミガメが産卵しやすいきれいな海岸を守ろうと行ったもので、2日は地元の人をはじめ、県内企業の社員がグループで参加するなど約80人が集まりました。
参加者たちは、南北約3キロの海岸を、歩きながらペットボトルや発泡スチロールなどを拾ったり、流木に絡まった釣り糸を回収するなど、約1時間かけてごみを集めていました。
参加した人は「ゴミがこんなにたくさん落ちているものなのかと驚いています」「きれいになればいいなと」などと話していました。
ウミガメネットワーク三重によりますと、津市周辺の海岸では去年3回のウミガメの上陸が確認されましたが、今年はいまだ確認されていないということです。
ウミガメネットワーク三重の米川弥寿代会長は「人工のごみによって野生生物の安全が脅かされている。自分たちが出したゴミは持ち帰って欲しい」と呼びかけています。
(三重テレビニュースより)