海洋汚染につながる水辺に捨てられたプラスチックなどのゴミを、サップに乗って回収してその重量などを競うプラスチックフィッシングが、3日、三重県大台町の三瀬谷ダムの上流を会場に開かれました。
この大会は、県立宇治山田商業とIXホールディングスの環境教育に関する授業の一環として2023年から始まったもので、毎年3年生の生徒が運営を行っています。
毎回地元の企業からの協力を得て開かれていて、今年は県内の高校生を中心に30人程が参加しました。
サップは初めてという参加者が多く、緊張した面持ちでボードに乗り込み、試合開始。ゴミの落ちている場所まで呼吸を合わせながら、パドルをこいで進み拾ったゴミを回収箱に入れていました。
参加者たちはサップを楽しみながら、海洋汚染につながるプラスチックなどのゴミを懸命に拾い自然環境を守る一助となっていました。運営に参加した生徒は「宮川はきれいだと思っていたが、意外にゴミが落ちているんだなと思った。これからもっときれいにしていきたい」と話していました。
またIXホールディングスコミュニティの浮田美里さんは「大切にされている川ということが伝わり、ゴミ拾いすることがなくなる世界になれば」と話していました。
(三重テレビニュースより)