鳥羽の絶滅危惧種データをユネスコ傘下の世界最大級システムに登録
海の生物保全に活用
三重県鳥羽市がまとめた海洋生物の絶滅危惧情報がデータベース化され、
世界中で閲覧可能になったことが発表されました。
海の現状を把握し生物保全などにつなげようと、
鳥羽市では海洋生物のモニタリング調査を行い、
去年、絶滅の恐れがある野生生物をまとめた冊子
「海のレッドデータブック2023」を作成しました。
6月20日に行われた記者会見で、
冊子に記載されたデータが国内最大級の海洋生物のデータベースを経由し、
ユネスコの傘下にある世界最大級の海洋生物の情報システムに登録されたと発表されました。
この一連の取り組みは世界初だということで、
中村市長は「海を介して連携、発信することは市民全員の利益となる。期待している」と話しました。
データベース化により鳥羽の海洋生物の情報を世界中の研究者が閲覧できるようになったことから、
地元市民や漁業者などへの経済的な還元や、世界に通用する海洋人材の育成などに期待が寄せられています。
(6月21日三重テレビニュースより)